夕暮れ散歩、(2)


冬期間はすぐに切り替えが出来た、そんな気がしたのですが、

暑さのせいか昼夜逆転に慣れるのに3日も掛かり、

身体が慣れたころに終えた一週間でした。

すこしの達成感と安堵感。

土日はゆっくり休息しようと思っていました。


7/18(日曜)

体力が中々回復しません。

普段、現場に出ることは無いのですが、

深夜からの仕事の時はいろいろが気になってしまい、自分もそこに居ます。

ただ黙って立って風に吹かれてるだけですが。

何の戦力にもなっていないのに、一丁前に疲労だけはしたようです。


すこし遅めに目覚めた頃、空からの直射日光は既に熱を帯びてました。

外の空気を吸いに玄関から出てみました。

窓掃除くらいなら短時間、暑さにめげず出来そうです。

散水栓からホースを延ばし風除室のガラスや窓に水をかけ、拭き取っていきます。

ついでに水を打つと気持ちもさっぱりできました。


日中、外で活動するのは危険な気温なので、

その後はリビングでゆったりとです。


日が傾き始め影が長くなる頃、

外の空気を肌で確かめに玄関を出てみました。

黒革のパンツをはいても暑くはないか、その確認です。

風は弱かったですが、どうやら気温のピークは過ぎたようです。


この季節、Tシャツで肌を露出して走る姿を見かけるのですが、

自分にはとても恐ろしくて出来ません。


黒革のパンツに、プロテクタ-の入ったメッシュジャケットを身に着け、

16:00走り出しました。

ちょっとだけ外の風に当たってきます。


空いてる国道275を、クルマとの車間をあけ淡々と進みます。

走ることそのものが気持ち良かったです。

そして良い風が有りました。

走り出して良かったとヘルメットの中で考えてました。


夏の夕方、この柔らかく穏やかな空気感が好きです。

秋にはもうそれはありませんから、記憶に残すように味わいます。


道道527にスイッチしてひと呼吸しました。

16:30

樹々の陰が陽を遮ります。その下に入るとひとときの涼しさを感じます。

街の建物が作る日陰に入るのとは違う心地良さに、

うん、やっぱり道の上はいいなと心の中でつぶやいていました。





橋の上から、欄干にもたれ掛かって田んぼを眺めていました。

何も考えないでいられる時間、頭を使わない時間、

そのことが久しぶりでした。



ぼんやりと風に吹かれていました。

地面を低く走る風が穂を揺らす様子を眺めていたり、

ふわっと枝葉を揺らす風の様子を眺めていたり。


こうして外に居ることが一番のリラックスです。

時間を気にせず何も考えず。


ずっと此処で浸っていたい気持ちもありましたが、

日没の空も見たくて先に進むことにしました。





嶺泊駐車場公園

この風景がとても懐かしく思いました。





久しぶりです。空と海と吹く風と。

すこしゆっくり過ごしましょうか。





18:00

ひとが増えてきました。

でも、こうして人の居る風景は好きです。




ただ、夕陽待ちなのでしょうか、、

何台かがエンジン掛けっぱなしで車内待機。

ピンポイントで夕陽だけ、カメラで写すだけ。か、、

エアコンをつけたエンジンが時折唸り、

この空間を風ではないものが包みます。


外には気持ち良い風が吹いているのに、、

耳には聞こえない穏やかに流れる時間が外にはあるのに、、


目的のものだけがあればいい、その過程はいらない、、


日没まであと一時間でしたが、

此処は自分が居るべきではない、そう感じました。

それは、

年代ごと世代ごとに楽しみ方があるように、

グループやコミュニティごとに楽しみ方があるように。

今日此処の風景の楽しみ方は、自分のようなおじさんが、

その輪の中に入っていてはいけない。

そんな気がしたのです。

きっとMCの楽しみ方にもそれぞれがあるのと似ているかもです。

そう、

だから此処は今日自分が居るべきではない、そう思ったのです。

何かを否定する、そんなことに費やすエネルギ-ほど人生に無駄なものは無い。

いつもそう思っています。

受け入れて自分は自分の道を。





海から離れます。

道道527、ツインの鼓動と風だけをたのしみます。


ただ道の上。静かな時間にホッとして立ち止まりました。

そして一枚。


現像が上がって見てみると、

なんと何処にもピントはあっていませんでした(笑)

フィルム機で撮るときの時間が好きだから、

これはこれで良いのです。。負け惜しみです。



 

帰路の275はクルマが数台でした。

こんなにも人の気配がない275は初めてかもです。


夏の夕暮れ時、広くてまっすぐな国道をひとりで走っていると、

不思議な感覚と錯覚を感じていました。

まるでいま、どこかを一人で旅をしているような、、

コメント

  1. 真夏の北海道もライダーにとっては過酷な環境なのですね。意外でした。

    駐車場でのひとこま、共感いたします。
    もちろん彼らを否定するのではなく、自分自身が過ごしたい場所は別にある。
    それを求めて思わずシートにまたがりキーをオンにします。
    そしてそこにたどり着いたとき、バイクに乗っていてよかったなぁと改めてシートに手をかけて体をゆだねたりするのです。

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    1. オフさん、こんばんは。
      こちら北海道の夏も、年々過酷な暑さへと変化してきました。
      それでもまだ、日中のひとときだけなので、
      夕暮れ時には湿度も落ち着き、気持ち良い風もあります。
      北海道の夏は短く、ほんのひとときなので、
      早い秋が来た頃、この暑さをとても懐かしく思い出してしまいます。
      だからきっと、夏の夕暮れ時を走った記憶を、残していたい、
      そう思っているのかもです。

      夕陽を楽しみに、ひとが集まるこの駐車場には、
      それまでの時間、それぞれの過ごし方があったりです。
      その空気感は、その日集まる人ごとでまるで違って見えたり。
      それもまた、時々のひとを含めた此処の、
      風景のひとつかもです。

      それを見届けて、また走り出したとき、
      この日、自分が求めていたものが、分かるのかもですね。
      クルマではきっと、そんな風には思わないかもです。
      「バイクに乗っていてよかったなぁ」
      自分もそう思います。
      そして、バイクで走ることを知っていてよかった。
      バイクだからこそ知れる自分だったり、自分の居場所だったり。
      不思議ですが、独りで走っていると、
      接し方、感じ方、だんだんとそれが分かってくる気がします。

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  2. ただ、バイクを走らすだけでも楽しめますからね。
    モトグッチの中速域はドルルル~っと振動が収束しそうな領域が
    一番美味しい感じがします。
    ドコドコもイイのですが、グッチはコレ。

    夕暮れ迫る海はイイね!他の人もソレゾレの愉しみかたで丘の駐車場に
    いるのでしょうが、静かにしてくれれば遠く潮騒の音が聞こえたはず。
    エンジンを切らずエアコンの効く室内は快適でしょうけど、外に出れば
    鼻腔に鼓膜に肌に自然を感じれるのにね~。

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    1. いちさん、こんにちは。
      夕暮れのひととき、
      バイクで散歩するように走るだけでも、
      この夏を感じたり、
      時間に急かされず、ゆっくり暮れ行く空気感を感じたり、
      きっと、「バイクで走るからこそ」楽しめるのかもですね。

      ここ2~3年でしょうか、夕陽のころになると、急に人が増えた気がします。
      それまでは、誰もが立ち止まらず、
      誰もが通過するだけの、静かな駐車場だったのですが。
      うつくしいもの、おだやかな空気感があるところ、
      自然とひとは集まるのかもですね。
      自分の中では、大事にしてきた場所なので、って、
      それもエゴだったんだなぁ~、と思ってみたり、
      ここに集まるひと達を見ながら、いまを受け入れてみたり、
      自分が既に取り残されたおじさんだったり。
      この駐車場でのひとときも、きっと色々と変化しているのかもです。
      そう思うと、やっぱり自分の居場所は、道の上なのかなと思ったり。
      >外に出れば、鼻腔に鼓膜に肌に自然を感じれるのにね~
      そうなんです。走って立ち止まって、そんなひとときを求めてずっと、
      独りで走っているのかもです。

      じつは、いちさんに返信を書いてる8/1の今、
      またまた夕暮れ散歩しようと、朝から狙っていたのですが、
      あまりの熱さに早々に断念でした。夕方でも33℃って(汗)
      来週末は、札幌の気温が落ち着いて欲しいですね。

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