10月は一番好きな季節です。
生まれ月だから。
そんなごくごく個人的な思い入れは、多少ある気もします。
なぜだかしっくりくる、そう思える月が在るのは、
きっと自分だけではない気もしてます。
風景の様子だったり、懐かしいと思える匂いだったり、空気感だったり。
それを外に出て感じてみたり。
10月は雨が多いです。
大気の埃を洗い流していく。そんなイメ-ジを持っています。
降るごとに秋の空気は透明感を増していきます。
空の色も、鼻に届く匂いも、そう感じたりです。
前日は雲ひとつない秋晴れの光が眩しかったです。
この日はくもり空。
それは予報で分かっていたことです。
ならば昨日走ればよかったじゃないか。
いやいや。自分の時間は今日この日で良いのです。
11月を目前にしてやり残したことがあったまま、
走り出すことはしたくなかったのです。
くもり空でしたが、気持ち的には晴れやかで充実していました。
ヘルメットの中で、ツインの鼓動に浸りながら、
クラウチングスタイルで、丁寧に旋回をたのしんでいました。
ヘルメットを脱ぐと、静かで落ち着いた空間がありました。
頬に触れた風はよわく、秋だというのにふわりと漂うような、
空気に穏やかさがありました。
良い時間だな、、つくづくこの日を味わっていたりでした。
この日が来るまでのことを、
満足していたから。なのかもです。
幾度となく走って来た道です。
春のころ、夏のころ、それを思い出しながら、
立ち止まってみました。
あらためて眺めていると、
山の中から熊鈴の音が、
チリリリン、チリリリン、、空気を伝って遠くから聴こえて来ました。
次回は雪解け後。春になってからです。
いつも同じ道だけを走っています。
毎年毎年繰り返しです。
繰り返すことで、見えてくるものも在る気がしたりです。
それは風景を、表面だけを、目で見ると言う意味ではなくて、
自分自身のことかも知れません。
雲に切れ間が。
すこしの時間だけ陽の光が落ちてきました。
ちいさなパ-キングに立ち寄り、来た道を振り返ってみました。
目の前の彩りを、iPhoneで一枚撮って、
家族LINEに送りました。
無事に走っていることを、知らせました。
道の上を歩いてみます。
足の裏に伝わってくる路面の感触を、
一歩一歩味わっていました。
薄曇りの頭上の広がりを眺めてみました。
目を刺激するような色はありません。
その色合いのやわらかさにほっとして、カメラを取り出し一枚。
何度も走ってきた道の風景を、一枚。
お腹が空いて、しずかな場所で食べてみたくなりました。
気付けばお昼はとうに、過ぎていました。
おにぎりをふたつ。
道の上で、ひとり食べるひとときが好きです。
この時間をただただ味わったり。
湖面に映る様子も、
水彩画のような繊細な淡い色合いになるので、
フィルム写真はやっぱり好きです。
11月から春まですこしの間、
仕事は駆け足になりますが、
始まりがあれば終わりがあります。
そして、また春に。
selenさんの写真を一枚一枚を、ここかな、ここかな、と、場所を想像しながら、拝見しました。すると地図を見ていないのに、頭の中にルートが浮かび、晩秋の空の色や、空気のほんのかすかな匂い、ちょっと湿った、ひんやりした風の感触なども、心の中を巡りました。
返信削除紅葉の盛りだけでなく、今だけの色。この一瞬だけの色、音、匂い。
それが身近に感じられるというのは、ライダーの、もしかしたら特権なのかもしれませんね。
樹生さん、ありがとうございます。
削除ライダ-でいるからこそ、居続けるからこそ、
感じられる繊細な感性が、あるのかもですね。
MCを知らなかったらきっと、この感覚を、
知らないままの日々だったかもしれません。
目で見ることに捕らわれず、
自分の内面に触れたり感じたり、
何処へ走るかよりも、
もっと本質的なところを求める目が、
いつの間にか、ごく自然体で身に付いて来たようにも思います。
そして、それを大事にするようになった気もします。
バイクは、楽しみ方だったり、趣味として、
ひとつのツールなのかも知れませんが、
MCは、内面だったり感性を、より掘り下げてくれるものかもですね。
その独りの時間を、肌感覚で、自然体で得られてきたように思えます。
MCと出会えてよかった。走ることを知っていてよかった。
これからも味わいながら、その時間を噛み締めながら、
そして自分と向き合いながら、走ることをたのしんで行きたい。
そう思っていたりです。
もうラストが近づいていますが、今年は如何でしたか?
返信削除何時も素晴らしい写真の数々は毎年同じようで同じでは無く、
季節が違えば全く違って見える。
凄くコントロールされたライディングですよね。技術的なことよりも
メンタルを重視してます。いわば円熟の技術と言えるでしょう。
破綻は命に関わるのがバイクと言うもの。
今年はコロナ自粛と云う事も有り、近年になくバイクに乗り始めた人が
多いと聞いてます。リターンの人もいれば、全くの初心者もいるでしょう。
バイクが道具以上の存在になれればライダーとして本物になるでしょう。
乗りっぱなしで汚れているバイクを見るのは悲しい。
その人なりが見えてくるのですよ。大体長く続かない。
また、何台も所有する人は羨ましいと思う反面、迷いが見える。
まだ理想のバイクに出会えず彷徨っている様に自分は見える。
何はともあれ長く乗っていれば熟成されていくもの。
SELENさんは長くバイクに乗ってられて、最近はやりのリターンでは無い。
樹生さんも同じだけど経験の深さ。この境地に到達しているライダーは
思うにそんなに多く無いのでは無いかと。
いちさん、ありがとうございます。
削除ことしから、とくに思うことがあって、
MCとの日々を、大事に記憶に残して行きたい。
誰にも遠慮することなく、なにも飾らず素のままフラットに、
走る中で、感じたままを書いてみたい、、
誰かに何かを伝える為と言うよりも、
自分の為だけに、そう始めたこのブログでした。
そうすると不思議なことに、
言葉にしてみたり、撮った写真を並べながらしていると、
これまでは、そのことを何処か曖昧に、
記憶の中に埋没させていた時間が、残って行くことを、
感じたりでした。
走ること、走った記憶は、
そのときだけの消費や、日々のなかでの消耗ではなく、
残していきたいもの、延々と繋がってきたもの、
そんな風に、考えられるようにもなってきました。
書くことは大事かもですね。
あらためて感じていたりです。
10/31、自分の今年のラストラン。
この日をずっと心の中で決めて、
走ってきたシーズンでしたが、振り返ってみると、
いまは、
走ること、走らないでいること、
どちらも自分なりに、満足できたような気がしてます。
たのしみ方は、本当にそれぞれに在って、
それがまた、MCの素晴らしいところでもありますね。
11月に入り、すでに仕事は臨戦態勢?となり、最後の追い込みです。
このまま春まで、きっと一気に時間が過ぎて行きます。
いちさんは、シーズンオフまであと少しですね。
ルマンが走る姿、今年のオーラスの記事、たのしみにしてます。
同じライダ-として!