安定を望んでいるのに、安定が続くと不安になります。
何かのチャートではありませんが、山高ければ谷深し、谷深ければ山高し。
自分に限ってですが、いまが永遠に続くように思えてそう錯覚していると、
必ず谷間に入る時期が不思議と有ります。
いつの間にか上向くのですが、その谷間が長く深かったりするので、
備えよ常にで居るのですが、それでもつくづく山あり谷ありだなと思ったりでした。
いまは年齢と共に谷の高低差は小さくなってはいますが、社会に出てからそんな繰り返しばかりでしたので、自分の実感だったりです。
忙しいのは有難いこと。いまの仕事を始めてから特に思うことです。
ひさしぶりの谷間を越えて落ち着いたころ、いままで思ってもみなかったことですが、
自分らしく生きる、自分らしく走る
そんなことをこの年齢になって初めて、ふと思い浮べていました。
無理しない距離でスポルトの旋回をたのしんだり、道の上を歩く時間をたのしんだり、
そんな時間を過ごしてみたいと思っていました。
行って帰って130kmに満たない距離ですが、いまはそれをちょうど良く感じます。
道道527でひと呼吸、
身体をほぐしながらゆっくり道の上を歩いていきます。
ブーツの底を通して足の裏に伝わる歩く感触が、気持ち良かったりです。
橋まで歩いて来て、
平和だなぁ~なんて考えていました。
それは自分のこころの状態のことです。
緑の上を走る風の様子を、ぼんやりと眺めていたり。
この道にも風力発電が立ちました。もう一年くらいになるでしょうか。
以前のような道の静寂はなくなり、
羽が風を切る低周波の人工的な響きは、弱った身体にはすこし堪えます。
それでも、
立ち止まったり眺めたりしながら、この道をこれからも走って行くんだと思います。

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