いつもの道、今日は秋の道、(2)


10/29(日曜)

セルでE/Gを掛け、ヘルメットを被り、
電線越しに見上げた空は雲ひとつなく、あまりにも澄んでいました。
秋の空だ、、
ふとそんなことを思いました。

低くて遠いハンドルに、うつ伏せになるように腰を曲げ、腕を伸ばし、
そろそろと走り出しました。

マフラ-からのパルスが、住宅街の壁を震わせ、
反射して耳に帰ってきます。
大きな通りに出るまで僅かな距離ですが、
穏やかな時間を壊すみたいで、いつも申し訳なく思ってしまいます。

10分程でアクセスできる国道275に出ると、
殆ど信号で止まることなく、ただ真っすぐ走るだけの広い道です。

自宅を出て間もない身体をスポルトのポジションに慣らすため、
ちょうど良いセクション。

唯一の渋滞区間だった新石狩大橋がことし4車線化し、
時間を問わず流れがよく、走りやすくなりました。



自然と足が向いたのは、いつもの道。
年中同じ道ばかり、ただ繰り返しています。

繰り返し走ること、飽きずに考えつづけること。
そんな性分はいまに始まったことではありません。


そんな道のなか、自分の中では此処でだけでしか見れない、綺麗な黄葉があります。
今日は秋の道、ことしも見ることができた。晴れてよかった。

だから一枚、、

いつもの同じ道ですが、
自分の中だけの、そんな場所があったりします。






シーズンも終盤。そういう思いがありました。
ちいさな峠でひさびさに腰を落として旋回をたのしみました。

ささやかな充実感を感じながら、
海へ向かう道の上で一度立ち止まり、、一枚。

特に何かがある訳ではありません。
電柱の立ち並ぶこの道がいつも走っていた風景だから。






海沿いを何処までも伸びていく道。
いつも走っていた道。
来春までもう見れない道。

そう思うと撮らずにいられませんでした。
空と海が綺麗。






丘を駆け上がって行くと、
目の前の空の様子がきれいで立ち止まりました。

自分が好きなレンズは135mm単焦点です。
その焦点距離が、僕が見え方に一番近いからです。
でも、
この風景を撮るには、すこし窮屈になってしまいました。
それでもこのレンズに拘りながら、これからも撮って行くんだと思います。






オロロンラインを走っていて、気付くことってありませんか?
海の音、、
波のうねりが、意外と聞こえないと言うこと。

ただ此処だけは、どんなに凪でもそれが届いてきます。
千本ナラの丘の上。

どうして此処にだけ、うねるような波の音が集まってくるのか不思議なのですが、
その揺らぎが心地よくて、静かにしていたいときはここでじっと聞いていたりです。
そんな唯一の道の上。






海を離れ、帰路に向かいます。
走って来た道を振り返ってみたくなりました。
立ち止まって今日の一日を、、
一枚。






何を求めて走っていますか?
その為の理想の一台は何ですか?

自分のすべてが満たされる一台。
僕の場合はとても狭い範囲なのですが、すごくシンプルです。
それだけがあればいい、それだけが自分が求めてきたすべて。他は要らない。
それだけが在れば、
何ものにも代えがたい特別な時間があったり。

出会えていなかったら、
過ごし方も、撮る風景も違った気がします。

そんなスポルトとの時間も、今シ-ズンあと僅か。
噛み締めながらいたいと思っていたり、、


コメント

  1. selenさん
    こんばんは。
    オロロンラインの写真や、褐色や黄色、ススキの銀色が輝く写真を拝見しながら、バイクシーズンもそろそろ終わりの北海道の風景に思いをはせたりしております。
    >>何を求めて走っていますか?
    >>その為の理想の一台は何ですか?
    深い一文ですね。
    私もアラ還という年齢までバイクに乗ってきて、それがだんだん集約されてきたような感覚です。
    求めるものを、”探していた”というのとはちょっと違います。
    楽しんでるうちに、自然と絞り込まれてきたような。
    メーカーは違いますが、sport という、ポジションはキツい、荷物も積めず、足つきも悪い、、、他の人には決して勧められないバイクとこの10数年を過ごしてこれていて、ただ「Happyだな~」と感じています。

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    1. HiroshiMutoさん、こんばんは。
      私もHiroshiMutoさんと同じかもです。
      本当に求めていたものって、生き方と同じように段々とシンプルに、
      >自然と絞り込まれる気がします。
      それは、漠然と曖昧ななかにも、確かにずっとあった自分のの部分。
      それに気付いたときかもですね。
      そして、確信したに応えてくれるものがカタチとなったのが今の一台だったり。
      僕たちはお互いのsportに出会って求めていたこととリンクできました気がします。
      >他人には決して勧められない、尖ったMCではありますが、
      それはカブでも、他のMCでも、RIDERそれぞれが芯で求めてきたものすべてが、
      そこにあったならば、その一台と自分だけの充実した時間を過ごしていける気がします。
      そしてsportに思うのは、
      あまりに早く出会っていたら、きっとこの魅力分からずだったかもです。
      いまだから理解できるたのしさ、色々を経ての自分の充実があったりです。
      大袈裟な言い方になってしまいますが、敢えて言葉にするなら、
      積み重ねてきた年月がこの一台に。そう思えたりしています。

      11月も走る気満々でしたが、除雪の契約で休日問わず走り回っているうち、
      いよいよ明日11/11から札幌でも初雪予報。僕のシーズンも終了のようです。
      でも、sportと走っていた時間は濃密で充実していました。

      HiroshiMutoさん、コメント有難うございました。
      これからは美山を走る風景を、同じRIDERとして北の地から楽しみにしています。

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